経鼻内視鏡について
経鼻内視鏡検査とは
これまでの上部内視鏡検査では、内視鏡を口から挿入する際に舌のつけ根に触れるため、吐き気・嘔吐感が起こることがありました。これに対し、経鼻内視鏡検査では、内視鏡が舌のつけ根に触れずに食道に入るため、 嘔吐反射が生じにくく、楽に検査を受けることができます。
最近ではレーザー光源を用いた特殊光観察を行うことで、粘膜病変の観察や視認性が向上しています。苦痛が少なく、安心して受けられる経鼻内視鏡検査は、食道・胃・十二指腸の病気の早期発見・早期治療にとても有用な検査です。
胃カメラ検査は、月~金曜日に行っております。
原則的に予約検査ですが、予約外の検査にも可能な限り対応しております。
細径の内視鏡を採用
経鼻内視鏡検査のメリット
[1]苦しくない
- 挿入時につらくない
- 吐き気や息苦しさがない
- 脈拍や血圧の変動が少ない
[2]検査中に会話ができる
- 検査中に医師と同じモニター画面を見ることができる。
- 説明を受けながら、不明点や疑問点をその場で確認できる。
[3]すぐ日常生活に戻れる
- 気分が悪くなければ仕事や車の運転、家事などをすぐ行うことが可能です。
- 約1時間程度で飲食ができます。
検査手順
「鼻からの胃内視鏡」検査の手順(当日)
※手順は、施設により異なりますので、先生とよくご相談ください。
【問診】 危険を回避するための事前チェック
「薬のアレルギーはありませんか?」
「耳鼻咽喉科の先生から、鼻が悪いと言われたことはありませんか?」
「鼻血がよく出ませんか?血が止まりにくいことはありませんか?」
「肝臓が悪いと言われたことはありませんか?」
「血液をサラサラにする薬を飲んでいませんか?」
【前処置】 痛くなく、安心です。
- 消泡剤を飲みます。(胃の壁をきれいにします)
- 鼻腔に局所血管収縮剤をスプレーします。(出血をしにくくし、鼻の通りもよくなります)
- 鼻腔に麻酔薬を注入します。(局所麻酔ですので眠くなりません)
- 鼻腔に、麻酔薬を塗った内視鏡と同じ太さのやわらかいチューブを挿入して、鼻腔の局所麻酔を行います。(鼻の穴の痛みが抑えられ、内視鏡が通りやすくなります)
【問診】 危険を回避するための事前チェック
「薬のアレルギーはありませんか?」
「耳鼻咽喉科の先生から、鼻が悪いと言われたことはありませんか?」
「鼻血がよく出ませんか?血が止まりにくいことはありませんか?」
「肝臓が悪いと言われたことはありませんか?」
「血液をサラサラにする薬を飲んでいませんか?」
【内視鏡検査】 胃カメラ検査
【帰宅】
眠くなる麻酔は使わないので、すぐに日常生活に戻れます。
胃・食道の病気
- 逆流性食道炎…胃酸が逆流して食道に炎症を起こす病気。
一般的な症状が、胸やけですが、時に胸痛、慢性的な咳や喘息様症状、長引く咽喉の違和感、耳鳴りなどの多彩な症状があります。 - 食道ポリープ
- 食道裂孔ヘルニア
- 食道がん
- 胃炎…ピロリ菌が関与している場合があります。
- 胃潰瘍…ピロリ菌が関与している場合があります。
- 胃ポリープ…ピロリ菌が関与している場合があります。
- 十二指腸潰瘍
- 胃がん
など・・・